目次と概要
BmrF は BMSE の編集機能を便利に拡張する単機能ソフトです。譜面の任意の部分を一本の WAV に変換します。ビューワ枠から呼び出して使うことができます。
BMSE 上でオブジェクトを選択してコピーするか切り取ると、配置データがクリップボードに格納されます。
プレイヤーのプレイによって楽曲が完成するタイプのリズムゲームの場合、
- キー音の大規模な再編成を行うなら、
BmrF よりも Simamu を用いるほうが効率がよいかもしれません。 - 2015年から仕様の策定と実装が進行中の BMSON は、歯抜けの詐術に頼ることなしに BMS よりも手軽にキー音を用意できる、次世代のリズムゲーム規格です。
BmrF に興味がある方には、現在は BMSON をお勧めします。
BmrF
https://
- Windows XP 以前の古い OS では、
Visual C++ 2005 ランタイム (x86) を導入する必要があります。 BmrF が動作しない場合はお試しください。 - Windows 95 では、前述のランタイムを導入しても BmrF は動作しません。
- システムロケールが日本語でない場合、コンソール上のメッセージが文字化けします。
設定の手順
DDR の場合とほぼ同じです。以下要約。
- BMSE のメニュー【外部ビューワ → ビューワの設定】をクリック
- 設定ウィンドウにて、リストアイテムを【追加】
- 「表示する名前」
「実行ファイルのパス」を任意のものに変更 - BmrF の場合、引数は全て
<filename>
を指定する - 【OK】からウィンドウを閉じる
- ビューワ選択枠から BmrF を選択
面倒なら bmse_viewer.ini を直接編集しましょう。
BMSE と連携する際の注意点
BmrF は から呼び出すことができます。
呼び出すとコンソールウィンドウが起動します。ファイル名を入力すると WAV を出力して終了します。拡張子 “.wav
” はファイル名末尾に自動的に付加されます。
BmrF が複音化した WAV は、編集中の bms ファイルが存在するフォルダに出力されます。
出力しただけでは意味がないので、
クリップボードが空のとき、
クリップボードに BMSE 配置データ以外の情報があるとき、
変換予定がない配置をコピーしたとき、うっかり BmrF を呼び出した場合は、落ち着いてコンソールを閉じてください。
複音化の際、フォルダ内既存ファイルと同じ名前を指定すると上書きされます。
Can’t Undo This!! 重々ご注意ください。基本ですが、編集する bms はフォルダごとバックアップをとっておくことを強くおすすめします。
WAV 以外が参照される配置データを受け取ると、
出力される WAV は強制的に【44100 Hz, 16-bit, stereo】となります。
異なるレートの WAV を含むとき、エイリアスノイズが混じります。
OGG などが混じっている場合はご注意ください。また複音化する音源は【44100 Hz, 16-bit, stereo】に限るべきです。
発音キャンセルは行いません。
対応予定もありません。
BmrF は単独起動はできません。
bMoL ならヘルプ代わりに [F1] から呼べますが、
(WAV 合成には #WAVxx
や BPM 関連の情報も必要であるため)