目次と概要
bMoL は BMSE の編集機能を便利に拡張する単機能ソフトです。オブジェクト配置の水平方向伸縮を可能にします。ビューワ枠から呼び出して使うことができます。
BMSE 上でオブジェクトを選択してコピーするかもしくは切り取ると、配置データがクリップボードに格納されます。クリップボードに格納された配置データを bMoL は書き換えます。書き換えられた配置データは BMSE 上に貼り付けることができます。
【コピーもしくは切り取り → bMoL で変換 → 貼り付け】という操作を経ることにより、以下のような配置変換ができます。
- 階段配置などを単レーンに圧縮
- ←→
- 単レーン配置を定義番号毎に展開
- ←→
- ドラムパートなどを左詰めにする
- ←→
- 左詰め配置を定義番号毎に展開
- ←→
BMSC の左詰め機能を覚えておられる方は、あの効果を任意の選択範囲に適用・解除できるようになったものを想像してください。
BMSC の【保存の際に編集情報を記録する】のチェックを外すと、保存した譜面の BGM 領域のオブジェクトはすべて、可能な限り左側に寄せられます。
これにより、譜面ファイルの容量を数キロバイトから数十キロバイトほど削減できます。
ただし、後から譜面を編集するのがものすごく面倒になります。そんな場合も、
bMoL
https://
- Windows XP 以前の古い OS では、
Visual C++ 2005 ランタイム (x86) を導入する必要があります。 bMoL が動作しない場合はお試しください。 - Windows 95 では、前述のランタイムを導入しても bMoL は動作しません。
設定の手順
DDR の場合とほぼ同じです。以下要約。
- BMSE のメニュー【外部ビューワ → ビューワの設定】を選び決定
- 設定ウィンドウにて、リストアイテムを【追加】
- 「表示する名前」
「実行ファイルのパス」を任意のものに変更 - bMoL の場合、引数は何でも構いません (ただし空は避けること)
- 【OK】から設定ウィンドウを閉じる
- ビューワ選択枠から bMoL を選択
BMSE と連携する際の注意点
bMoL は から呼び出すことができます。
呼び出された bMoL は、
- 番号分別を行う: 配置を水平方向に広げる変換
- 番号分別を行わない: 配置を水平方向に狭める変換
bMoL で変換した配置情報は “貼り付け” で BGM レーンに出力します。
貼り付けたとき、
BMSE 上でコピーもしくは切り取った配置データがクリップボードに存在しないとき、
逆に、変換する予定がない配置をコピーして、うっかり bMoL を呼び出すと、必ずクリップボード内の配置データ文を改竄されます。誤爆注意
配置変換時は BMSE の BGM レーン本数 (最大 32 本) に注意してください。
配置を横に広げるとき、変換範囲に含まれるオブジェクト番号が 10 種類あれば、
BMSE メインパネルの枠外に飛び出したオブジェクトは、配置を確定させた瞬間に消滅します。配置済みオブジェクトの真上に出力しないよう気を配る必要もあるので、一度に変換するオブジェクト番号は 20 種類以内に抑えるのが無難です。
33 種類以上のオブジェクトが存在する配置データに対して、最高ライン数 33 以上の番号分別を行い、貼り付けた配置を移動すると、
配置変換後は、ビューワ選択枠を元に戻さないと bMoL が誤爆しがちです。
→
譜面をプレビューするつもりで をクリックして、意図せずに配置が変換されるというのは、なかなかに心臓に悪い体験です。
「意図しない変換」を避けるために
ビューワ選択枠をそのつど元に戻す習慣をつけるのもよいのですが、もっと楽で確実な回避策もいくつかあります。
たとえば [F1] キーで bMoL を呼び出す方法です。Help
キーに、
ヘルプを呼ぶショートカットキー [F1] を bMoL 変換専用とすることで、ビューワ選択枠に触る機会を減らし、
この方法の場合、もちろんヘルプファイルは参照できなくなります。外部ビューワに登録せずとも bMoL は利用できるので、ビューワ枠やヘルプ枠を消費したくない方は bMoL を単独で使用してください。ランチャなどに登録するのもよいでしょう ([F1] で呼んだほうが楽だとは思いますが)。