Ice Labyrinthのレビュー 1件あります
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がんばって
クラスタで言うところのメダルに届かない、といった感じ。
BMSとして形にはなっていますが、曲が流行からかけ離れている事と、音選びの段階で経験値の足りなさが見えてしまう事がマイナス要素になります。
不協和音もあるので、音楽的な答え合わせがまだちょっと出来ていないのだと思います。
曲については流行の曲をよく聞いたり、コード表を見て曲を分析したりすると、色んなパターンの発見があったりします。
出来れば自分で楽器を弾いて練習すると更に良いですね。
古いロックなどを聞いて、繰り返すフレーズ(リフ)を使用した曲のカッコ良さを理解するのも面白いですし、あとはBMSといえばテクノ系なので、youtubeで4つ打ちのかっこいい曲を探して聞き込むのも効果有りだと思います。
音については「音質」ではなく「音色」を正しく選択するためにも、色んな曲を聴く時にパートごとに聞いてみる癖をつけると良いと思います。
ベートーベンの運命の冒頭はシンセでもトランペットでもなくストリングスだ、というようなセオリーを自分の中にたくさん用意しておいて、何か曲を作るときに正解の音をすぐに選べるようになると、作曲がスムーズになります。
運命を三味線で演奏する……というように、あからさまに音選びに失敗してしまうと、やっぱり変な物になってしまいますからね。
あとは色んな音をすぐ引き出すためにも、普段からDAWには色々なシンセを突っ込んでおくと良いです。
今のままでは音が弱いですし、音質が上がってもしょぼい音はしょぼいまま、変わりません。
曲がよくても楽器を選ぶ時点で間違っていると、評価されないレベルの出来になってしまうので、ここはとっても重要です。
牛の鳴き声は滑稽ですが、鳥の鳴き声は癒されます。
同じ動物の鳴き声なのに、音色が持っている意味は全然違うわけで。
音選びというのは大事なのです。
そして多くのミュージシャンは常日頃からそういう良い音を求めて、アンテナを張っているものです。
あとはヘッドホンやオーディオインターフェイスなど、安めの物で良いので、ネットで評判の良いものを揃えていくのも大事です。
最後ですが、上に書いたことは普通のミュージシャンになるためのいくつかのアドバイス的な物で、もし「そんな没個性なアーティストになんてなりたくない!!」という場合は別に無視してもらって構いません。
自分に合ったスタイルや方法は人それぞれ違いますし。
ただ、音楽的な経験値がまだ足りないと思うので、何にしてもこれからも色々と作ってみると良いと思います。
頑張って下さい。
- 伊藤誠
- 2014年01月20日 02:41