〜虚徨的告知劇場 第一回〜

 はいズヌさんです。

 はいトゥレさんです。

 おや、えらく普通に挨拶したね。

 当然だろう。ここが最初に読まれる可能性は極めて高い。
    書いている側からすればそりゃ大分手馴れてきたころの文章にあたるのだろうが、
    読む側に書く側の都合など関係ないからな、くくくく。

 でもその虚構的嗤笑は忘れないと。

 匙加減なのだよ、匙加減。君はそこの理解をもう少し深める必要があるな。
    まあ、そういう俺らの事情はどうでもいい。どうやらここは「解説するところ」ではないな?
    何をすべき所なのだ?

 まあ、いろいろ考えた末の、役割的にはニュースとか告知とか、そんなところだよ。
    まもなくこのページ、「MintGirlβ」は開放される。我等も表に出る。
    もともと局地的に出てはいたけどね。

 つまるところ今回は「公開おめでとうございまーす」とでもいえばいいのか?
    ならばいくらでも言ってやるが?すごい!わーわー!おつかれー!
    はい終わり。……目的のない存在など現実だけで十分だろうが?

 そんな虚しい自賛のために作られていないと思うよ。
    ……話は、これがはじまりなら、これのいきつくさきはどこかということ。
    つまり……このツールの行先をここで示そうと思っているのだよ。

 道具の使い方なんて、道具を使うものが決める事だと思うがね。

 ところがそれは現代では理想論のようだ。
    最近では道具の使い方まで示してあげないと生き残れない時代なんだよ。
    最も、このページそのものに啓発的意味を含んでいる用でもあるけど……。

 どちらにせよ、俺の時代ではそうではなかったな。
    俺らの時代は、道具は多種多様な使われ方をしていた。

 ……たとえば?

 そうだな。ピアノは人を潰すものだったし、ドアは人を潰すものであった。
    散水ホースは人を吹き飛ばすものだったし、掃除機は人を吸い込むものだったな。

 うん、よくわかった。君の時代の在り方はその時代でも現実的ではなかったであろう事が。
    ……話を戻そう。このツールはここからどう動くべきか。

 衝撃の内容はCMのあとで!

 スポンサーいないから。まあ、まずはコンテンツの充実なのだろうね。それが現代であるならば。
    つまるところ……すごくわかりやすくいうならば……
    「とりあえずこれでキャラ作ってみようとする人とかモーション作ってみようとする人とか募集してまーす!」
    である。

 ……それを言いたいためだけに、人が不快になる可能性のあるやり取りを俺らはしていたのか。
    実に悪魔的じゃないか。悪魔冥利につきるね。

 人を集める一方で、人を選別しているのだと思うよ。
    大衆のご機嫌取りに腐心した果てに、一瞬にて「消化」され、そして朽ち果てた「道具」がいくつあることか……。

 俺らも究極的には「道具」である。永く在るために、細く振る舞う、実に皮肉的だ。

 まあそんなところで今回は〆る。

 続くのかこれ。

 需要、そうでもなくとも自己満足により。


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